高血圧には運動が必要ですが・・・・
高血圧は自覚症状がなく、サイレントキラーと呼ばれるくらい、静かに進行し、最悪の場合は、死に至らしめるという
怖い病気です。
そんな高血圧には運動が大事と言われていますが、忙しい現代人にとって、運動をする時間を作ること自体がとて
も困難な状況にあると言えます。特に、高血圧改善のための運動は、瞬間的に力を必要とする無酸素運動は脳梗
塞を引き起こす危険があるため、有酸素運動が中心になります。
そしてその有酸素運動は、ウォーキングやサイクリングなど、短くても30分と、時間を有する必要のある運動がほと
んどなのです。
1日に30分、それを週4~5回するとなると、運動に割かれる時間は、現代人にとっては、かなりの負担になることは
間違いありません。
それでも頑張ってその時間を作れる人は、運動をすることに越したことはありません。
しかし、残念ながら、そんな時間を作れない人は、高血圧に効果のあるツボを刺激することで、運動することに似た
効果をえられることができるのです。
ツボ療法は中国医学では、経絡という1本の道筋でつながれていて、六臓六腑のひとつひとつに経絡が関係してい
ると考えられています。
六臓とは『心臓』『肺臓』『肝臓』『脾臓』『腎臓』『心包』の六つ。
六腑とは『胃』『小腸』『大腸』『膀胱』『胆のう』『三焦』の六つをいう。
『心包』と『三焦』は効き慣れない言葉ですが、実際にある臓腑ではなく、ツボ療法にだけ存在が認められている、大
切な臓腑です。
この六臓六腑と連絡を持っている12の経絡と、体の正面の真ん中を立てに通る任脈と背面の真ん中を通る督脈の
2本を合わせて14経絡と呼んで、この療法では重要とされています。また、人間の命の現象を動かす物として、
『気』と『血』の調和も大切とされています。
『血』は体内のいろいろな体液の総称で、『気』はその『血』の運行をコントロールするものと考えられています。『血』
の運行が沈滞してしまうことで『気』と『血』の調和が崩れ病気になると考えられています。
病気になるということは経絡の通っている筋肉、組織、また、経絡に関係する六臓六腑に異常が起きたことになりま
す。
ツボは『気』『血』の出発点であり通過点、到達点です。その流れが悪くなることで起こる病気は、その刺激で流れを
良くして治すという考えです。
また、ツボは経穴と言い、経穴には正穴と奇穴の2つがあり、正穴には354穴が全身に存在して、奇穴には250穴以
上あると言われ、欧米ではアルファベット2字と数字で経穴を表しています。たとえば足三里穴はST36と表記しま
すが、日本や中国、台湾などでは、以前どおりの漢字による表記がなされています。
経穴のある場所の多くは関節、筋溝、腱上、腱下、骨縁、骨端、骨孔、動脈や静脈の上、神経の上部にあたる部分
に存在しています。
そういった意味からも、高血圧やそこから引き起こされる臓腑の病気に対する経絡の流れを良好にして、高血圧を
改善することを目的としています。そんな高血圧のツボは頭から足の裏まで幾つかありますので、その高血圧のツ
ボの位置と刺激の仕方を身につけることは、運動と共に、効果を望むことができるのです。
高血圧のツボには、その場所によって刺激の仕方が違いますので、注意が必要な場合もありますので、くれぐれも
間違えた刺激の仕方はしないでください。
ツボは内臓の悪いところが、皮膚の表面へ出てきて、敏感に反応している場所という考え方です。
だから、このツボを刺激することで、内臓に働きかけることができると言う考え方です。このように体の表面の敏感に
反応している場所と内臓の病気との関係を多くの実例や長い歴史から研究解明されたのが、ツボです。
ツボを刺激すると、気血経絡を通して様々なポイントを刺激することになり、全身の血行が良くなるのです。
言いかえれば、血の巡りがよくなることで、頭の回転も良くなり、血液が体の末端まで行き届くことになるのです。
それによって、ストレスが解消され、内臓の病気を改善するといわれているのです。
これらは、中国医学の考え方ではありますが、実際に高血圧のツボを刺激することで、その効果を感じ取れるはず
ですので、是非実践してみてください。
また、高血圧ツボ療法はあくまでも療法であって、運動できる時には運動をすることも大切です。ですので、両方合
わせた改善方法を心掛けるようにしたいものです。
